ごあいさつ

2022/10/01

ラボ・パーティ

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物語の先へ


自分の人生の大半をラボ教育センタ―(ラボ・パーティ)というところで過ごしてきました。ここでは、子どもたちのために、絵本を通して世界の文化を彼らに触れさせ、ことばと心を育てる活動をしています。物語を単に読むだけではなく、それを身体を使って表現することで、より深く世界を知り、世界中の人びと交流することで相互理解を深めようという活動を50年以上続けています。

私は定年退職をし、すっかりラボ活動から離れましたが、物語はたんなるエンターテインメントにとどまらず、そこから民族の文化、歴史、心理などを知る窓の役目もしているように思いました。

そのことに気づいたのは、河合祥一郎著『シェイクスピア 人生劇場の達人』(中公新書)を読んだことからでした。河合氏はシェイクスピア劇には、彼が生きた時代が色濃く影を落としていることを教えてくれました。

物語はどんなものであろうとその時代を反映しているのなら、物語からその物語が作られた「時代」を見ることができるのではないか、その時代の人びとの心を知ることができるのではないかと思ったのです。

そこで、物語から発想して調べたことをブログにまとめていこうと思いました。

使う題材は、ラボ・ライブラリーで取り上げられている物語です。ごく個人的には、私の文書がラボっ子(ラボ・パーティの会員たち)に少しでも役立つことがあればいいな、とも願っています。

なお、タイトルは「ラボ・ライブラリー研究<物語のむこうへ>」としました。

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明治大学文学部を卒業した後、ラボ教育センターという、子どものことばと心を育てることを社是とした企業に30数年間、勤めてきました。 全国にラボ・パーティという「教室」があり、そこで英語の物語を使って子どものことば(英語と日本語)を育てる活動が毎週行われています。 私はそこで、社会人人生の半分を指導者・会員の募集、研修の実施、キャンプの運営や海外への引率などに、後半の人生を物語の制作や会員および指導者の雑誌や新聞をつくる仕事に従事してきました。 このブログでは、私が触れてきた物語を起点として、それが創られた歴史や文化などを改めて研究し、発表する場にしたいと思っています。

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